No.95食欲の秋
2021.10.04
夏の暑さも過ぎ、少しずつ秋らしくなってきました。
秋と言えば、「食欲の秋」と言われるくらい、多くの食材が旬を迎える季節で、いつもよりも食欲が増しますよね。買い物に行くと、秋刀魚やカツオ、サツマイモ、栗、ぶどう、梨、松茸、茄子、柿などが目にとまり、いろいろと食べてみたくなります。また、新米が出始めると、ご飯がおいしくてさらに食欲がわいてきます。
ところで、何故、秋になると食欲が増すのでしょうか。
諸説あるようですが、
1つ目は、夏の暑さから秋になり涼しく過ごしやすい気候になると、暑さと夏バテで低下していた食欲が自然と回復し、さらに暑さで低下していた基礎代謝が上昇し、来るべき冬に備えるため食欲が増すという説です。
基礎代謝というのは、内臓を動かし、体温調節をするなど、人間が生命を維持するために必要なエネルギーのことです。
2つ目は、秋になり夏に比べて日照時間が短くなると、心身の安定につながる脳内の「セロトニン」の分泌が減り、それを補うために食欲を増加させ、体を安定させるという説です。
このセロトニンですが、別名「幸せホルモン」とも言われ、不足すると、暴力的になったり、うつ病を発症したりする原因とも言われております。
ただ、食欲全開の秋に欲望の赴くままに食べ続けていては、当然ながら肥満という言葉から目をそらさずにはいられなくなりますが、秋は「スポーツの秋」とも言われております。
運動によってセロトニンの分泌が増えるので、ジョギングやウォーキングをしたり、山々の木々が綺麗に色づく季節にトレッキングやハイキングなどに出かけたりしてみるのもよいかもしれませんね。
美味しいものを食べつつ、運動やスポーツを楽しみ、秋を満喫しましょう。