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No.137AIを味方に

2023.10.03

AIを味方に

ここ数年「AI」という言葉をよく耳にしませんか?ニュースや新聞記事などで見かけない日はないですよね!今朝の日経一面にも「アマゾン、生成AIへ出資」の見出しがありました。

では、AIの意味を御存知でしょうか?

AIとは、「Artificial Intelligence」の略で、人工的に作られた知能を持つコンピュータシステムやソフトウエアを指します。AIは自分で学習し、認識・理解ができます。

身近な例でいうと、企業のHPでのお客様からの問い合わせに対してAIが自動認識し返信したり、オペレーターへつないだり、工場では、画像処理技術を用いて不良品の検品をしたり、在庫数を自動的に最適化したり、農業では、作物の等級を分けたり、ドローンを使って害虫を特定して農薬を散布したり、様々な分野で使われています。手作業でやっていてとっても時間がかかっていたものが楽にできるとなれば、活用しない手はありませんよね!

実は、我々の仕事もほとんどAI化できるといわれています。
帳簿の記帳、伝票の管理、試算表の作成、給与の計算等。クラウド会計ソフトでは、これからの自動化がされ始めているので、使いこなせば簡単にできるようになります。これら自動化された資料をただ単にお客様に渡しているようでは、残念ながらAIに使われる側の人間となります。

ではどうしたらAIをうまく使える人間になれるか。AIが作成してくれた試算表をもとに、どうしてこの数字が出てきたのか、なぜ急に売上が下がってしまったのか、資金繰りはどうなるのか、人件費が大幅に増えているのはなぜか、どうしたら来期の目標を達成することができるか、など、数字の背景にあるものを分析し、経営者に提案できるようになればいいのです。我々のようにお客様から顧問料をいただいて税務会計に携わっている人間は、それができないといけないのです。

私はAIを使える側の人間になりたい。そのためには、色々なことに興味を持ち、勉強をしながら、積極的に人との関わりを大切にしていきたいと思っています。なぜなら、人から得られるものほど価値が大きいものはないと思うからです。いまの自分があるのは、これまで私と関わってくださった全ての方のおかげ。
これから益々時代は変化します。
変化を嫌うことなく、人と人との温かさを大事にして、時代の変化に必死にくらいついていこうと思っています。